トビムシの研究

 

Ceratophysella horrida

このページの目的:トビムシが気になる方に、トビムシのことをもっと知ってもらう。

トビムシについての情報を紹介します。自分で研究するための方法を紹介します。

(作成中、中森泰三)

目次

  1. トビムシとは

  2. トビムシの研究をしたい人へ

  3. トビムシの名前を調べたい人へ

  4. トビムシのことが載っている本

  5. 引用文献


  1. 箇条書き項目トビムシとは

wikipediaのトビムシ目をご覧下さい。


おすすめ動画

  1. http://www.youtube.com/watch?v=OwOL-MHcQ1w

  2. http://www.youtube.com/watch?v=0Sq2gjsysG0&NR=1

  3. ミクロワールド「森を支える小昆虫 トビムシ」.NHK【語り】川上まり


  1. 箇条書き項目トビムシの研究をしたい人へ


トビムシの研究ができそうな大学・大学院

 トビムシの研究を行っている大学教員です。追加していきます。 括弧内は私が勝手に挙げたキーワードです。直接連絡を取ってみてください。北から

  1. 東京農工大学

  2. 教員:吉田 智弘 (樹上、伐採、アリ)

  3. 横浜国立大学

  4. 教員:金子 信博 (生態系機能、物質循環、団粒)

  5. 教員:中森 泰三 (きのこ、遺伝子発現、土壌汚染)

  6. 昭和大学

  7. 教員:長谷川 真紀子(分類、生態毒性、ヤマトビムシ)

  8. 同志社大学

  9. 教員:武田 博清 (分解、熱帯、テンプレート)

  10. 九州大学

  11. 教員: 拓雄 (根、景観、安定同位体)


トビムシを研究する人が集まる学会

  1. 日本土壌動物学会

  2.  年に一回、大会があります。大会に参加すると、一度に多くのトビムシ研究者に会えます。

  3.  学会のホームページでは土壌動物に関する書籍が紹介されています。



  4. 箇条書き項目トビムシの名前を調べたい人へ


1.形態に基づく同定

 プレパラートを作って、顕微鏡で形態を観察して同定します。


標本の作製についての文献

  1. 青木淳一.2005.だれでもできるやさしい土壌動物のしらべかた—採集・標本・分類の基礎知識.合同出版.

  2.  懇切丁寧にわかりやすく説明されています。

  3. 日本土壌動物学会(編).2007.土壌動物学への招待—採集からデータ解析まで.東海大学出版.

  4.  標本作製法の他にも様々な研究手法が紹介されています。


分類や同定についての文献

属まで

  1. 青木淳一(編).1999.日本産土壌動物—分類のための図解検索.東海大学出版会.

  2.  土壌動物全般の検索表があります。トビムシについては属まで。最初は、これを使って科あるいは属まで同定するとよいと思います。


種まで

  1. トビムシ研究会(編).2000.日本産トビムシ和名目録.Edaphologia 66, 75-88.

  2.  日本産トビムシがリストアップされています。同定のための記述はありませんが、原記載を集める際に重宝します。これ以降も新種や日本新記録種が報告されています。

  3. 須磨靖彦.2009.日本産トゲトビムシ科の分類.Edaphologia 84, 25-56.

  4.  日本産トゲトビムシを種まで同定できる図説検索表です。種ごとに形態や生態、分布の説明もあります。

  5. 田中真悟.2010.日本産イボトビムシ科の分類.Edaphologia 86, 27-79.

  6.  日本産イボトビムシ種まで同定できる図説検索表です。 種ごとに形態や生態、分布の説明もあります。


 このような文献があるおかげで名前がわかり、様々な研究ができるようになってきています。吉井良三先生がトビムシの生態学的研究をしようとした頃は、日本のトビムシにはほとんど名前が付いていなくて、名前をつけるところから始めなければならなかったそうです(吉井 1968)。


2.分子に基づく同定

 遺伝子のごく短い塩基配列をバーコードのように利用して、種を識別する方法があります。


  1. 箇条書き項目トビムシのことが載っている本

日本語

  1. バート,トリバース(著),藤原晴彦(監訳),遠藤圭子(訳).2010.せめぎ合う遺伝子―利己的な遺伝子の生物学.共立出版.

  2.  10.1.4に「トビムシの父方ゲノム排除?」

  3. 井上重治.2002.微生物と香り—ミクロ世界のアロマの力.フレグランスジャーナル社.

  4.  p 260に菌類の香りに誘引されるトビムシの紹介が数行。

  5. 石井象二郎.1979.昆虫と化学.玉川大学出版部.

  6.  「シロトビムシモドキ」という見出しの頁に、シロトビムシによる小麦への食害とその対策。

  7. かなみたく.2004.べそっかきとびむしの涙.新風舎.

  8.  詩集.トビムシが出てくるのは表題の詩。絶版。

  9. 氣賀澤和男(編).1985.原色図鑑土壌害虫.全国農村教育協会.

  10.  p 10-17にヤギシロトビムシとシロトビムシの一種。このあたりのシロトビムシ類の種名の扱いは難しい。

  11. 農と自然の研究所,生物多様性農業支援センター.2009.田んぼの生きもの指標—あなたのまなざしを待っている世界..

  12.  p 7に「トビムシ類(跳虫)シロトビムシ科」。しかし、掲載されている写真はいずれもシロトビムシ科のものではない。

  13. 相良直彦.1989.きのこと動物―ひとつの地下生物学.築地書館.

  14.  .1.(6)に「トビムシの菌食」

  15. 武田博清.2002.トビムシの住む森―土壌動物から見た森林生態系.京都大学学術出版会.

  16.  たぶん日本で初めて「トビムシ」という語が表題に入った本。

  17. 渡辺弘之.2011.土のなかの奇妙な生きもの.築地書館.

  18.  第3部VII「空飛ぶトビムシとササラダニ」。VIII(5)「発光する土壌動物」にもトビムシの紹介がある。

  19. 安富和男.1998.すごい虫のゆかいな戦略―サバイバルをかけた虫の生きざま.講談社.

  20.  19章に「極地でくらすトビムシ四億年の忍耐」

  21. 吉井良三.1968.洞穴学ことはじめ.岩波書店.

  22.  トビムシの話が中心。絶版。

  23. 吉井良三.1970.洞穴から生物学へ.日本放送出版協会.

  24.  トビムシの話が中心。絶版。




英語

  1. Hopkin, S. 1997. Biology of Springtails. Oxford University Press.

  2.  語源から分類学、生理学、生態学、生態毒性学にいたるまで、トビムシに関する科学的知見がまとめられている。


  1. 箇条書き項目引用文献

  2. 吉井良三.1968.洞穴学ことはじめ.岩波書店.